斜面安定工法

斜面安定工法について

斜面安定工法

=アンカー工

斜面安定、地すべり防止、擁壁その他構造物の安定等に、幅広く採用されています。

・グラウンドアンカー

グラウンドアンカー工とは、地中にPC鋼線ワイヤーを打込み、ジャッキにより引張緊張力を導入する事で、強制的に構造物や地滑りの安定に必要な外力を与える工法です。

グラウトの注入によって造成されるアンカー体、引張り部、アンカー頭部によって構成され、主に地すべり対策や切土法面対策に用いられる工法です。

特にすべり面が深く、不安定な土塊重量が大きいケースに適用されます。

・永久アンカー

永久構造物に使用するアンカーで、一般に2年以上(ランクA)使用するものです。

・仮設アンカー

主に建設工事中の仮設土留め、あるいは地下掘削工事にあたっての山留壁の補強に用いる方法です。(ランクB)

・除去アンカー

仮設アンカーで使用された鋼線ワイヤーを、地中から除去する事が可能な工法です。(ランクB)

=鉄筋挿入工(ロックボルト工)

地山に対して鋼棒(補強材)を密に打設挿入することにより、斜面表層の軟弱地盤を安定させる事で、斜面崩壊を防止する工法です。

自然斜面の安定化や、地山を切土した急勾配のり面にも適用され、グラウンドアンカー工よりもすべり面が浅いケースで使用されます。

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